霊前に供える香典について
お香典は日本独自の風習になります。そのため本来であれば「キリスト教」などではお香典はありません。しかし、私たちの国では仏教に習ってお香典を持参することが多いです。
但し、外国の方が亡くなられた場合は事前に確認していくといいと思います。香典の表書きには「御霊前」「御花料」「御ミサ料(カトリック)」などと記入します。
表書きには必ず薄墨を使用してください。
薄墨は普通の墨に比べると水分が多めですが、受け取ったご遺族が故人を悼む涙で墨が薄くなったように見えるためといわれれいます。また、故人の不幸を聞きつけ墨を十分にすっている間もなく急いで駆け付けたという意味も込めて、薄墨を使用したともいわれています。
相手の宗教がわからない場合は「御霊前」と書くとどの宗教でも使用できます。ただし蓮の葉のついてるものは仏式のみとなる為、神式やキリスト等は蓮の葉がついていない不祝儀袋を使用してください。
表書きは水引より上に記入し、水引より下の中央に名前をフルネームで記入しましょう。中包みは折り返した三角形の部分が下に向くようにします。
また、香典を整理する際住所の記入があると助かります。裏面に住所の記入をするようにしましょう。