長寿袋
長寿袋とは亡くなった方がご高齢の場合、この方のように長生きできますようにと験を担ぐ意味で、ご参列頂いた皆様方にお配りするものです。長寿と記された封筒の中には五円玉(ご縁)が入っていることが一般的です。昔は親戚やご近所の皆さんでオヒネリを作り、花籠といって玉入れに使うような籠に入れて庭先でまき参列者が拾っていました。地域によっては習慣などの違いはありますが、遠州地方の浜松市周辺ではこのような形で行われていました。
最近では花籠をふることは少なくなり袋が一般的にはなってきましたが、長寿袋は故人様が高齢で町長寿に肖(あやか)るようにご縁(五円玉)をお葬式の時に花籠でまいた名残となります。