はまゆうの会

お墓

 現在のお墓の形が定着したのは、火葬が浸透した大正時代以降、少しずつ霊園や墓地が作られるようになってからです。さらに、昭和30年代の高度経済成長期になると、地位や権力に関係なく、庶民でも気軽にお墓を建てられるようになりました。

お墓の最大の役割は遺骨を埋葬することです。

 人間の遺骨は普通のモノと同様に扱うことはできず、棄処分したり適当な所に埋めると犯罪になります。
遺骨の埋葬は必ず行政の許可を受けている「墓地」で行わなければなりません。

 火葬して手元に遺骨が残る以上は、「お墓」を持つことになります。
仮に手元供養にしたとしても、供養する本人が亡くなった際はいずれにしても埋葬する必要があります。

ただし、散骨する場合はこの限りではありません。古くから日本ではお墓を通してご先祖様や故人とのコミュニケーションをとることができると考えられてきました。
 みなさまも、ご先祖様のお墓参りをしてみてはいかがですか?

お線香

現在ご供養に欠かせないものとなったお線香ですが、なぜお線香をあげるのでしょうか?

・場と心身を清浄にする
・故人の食べ物となる
・天上と現世をつなぐ    など...

 線香の歴史は古く、目的は諸説あります。仏教の発祥地インドでは、紀元前3000年前のメソポタミア文明のころから使用されていたといわれ、当時は遺体の腐敗臭を消す役割もありました。

  仏教において、線香をあげることには重要な意味があります。心を込めて故人を供養するためにも、線香をあげる正しい意味や目的を知りましょう。また線香のあげ方は、宗派や地域によっても異なります。基本的なマナーを押さえて、状況にあった手順で線香をあげることも大切です。
 【杜のしおん】では、いろいろな種類のお線香も取り揃えております。

故人が好きだった香りがするお線香は、より故人に喜ばれるご供養になるかもしれませんね。

ペット手元供養

手元供養とは

 遺骨の一部を小さな骨壺や専用のアクセサリーに入れるなどし、身近に保管・供養することをいいます。
いつまでも目の届くところで見守るご供養の方法です。

手元供養を選択するわけ

 近年は、ペットのお骨を埋葬したり霊園に入れるだけではなく、「今まで一緒に暮らしていたペットをいつまでもそばに置いてあげたい」という方が多くいらっしゃることから、手元供養をする流れが広がっているようです。

・お墓が遠いためなかなかお墓参りに行けない
・ペット、故人が身近にいる安心感がある
・生きているときも亡くなってからも家族だから

 ペットは動物とはいえ、長年一緒に暮らしてきた家族であると思っている方が多いことから、手元供養が選ばれてきているようです。

<メリット>

・身近に感じられる
・自宅で気軽にお参りができる

<デメリット>

・快く思わない人もいる
・災害などで紛失してしまう可能性もある

  手元供養には粉骨、ペンダント、ブレスレット、ミニ仏壇、ステージ飾り台などがあります。
ご自身にあった手元供養がお選びいただけます。心を込めて送ってあげたい、という気持ちは人間もペットも一緒ではないでしょうか。

そんなペットが亡くなってしまったときに良い選択ができるように、ペットの供養方法もあらかじめ考えてみてもよいかもしれません。

人生会議

 皆さんは、もしものことがあったとき、認知症などで意思が伝えられない状態になったとき、人生の最終手段をどう迎え、何を大切にしたいと思いますか?
そうしたことを、日頃から家族や医療・介護スタッフなど身近な人と話し合ってもらおうと、厚生労働省の公募で「人生会議」という言葉が生まれ、国民への普及を図っています。

 昨年末、人生会議を啓発する厚生労働省のポスターが「患者や遺族への配慮不足」と批判を受け、撤回されました。
お笑い芸人さんが病院のベッドに横たわり、元気なうちに話し合っていればよかったと後悔している内容で炎上したのです。

しかし、その騒動で思わぬ余波も。炎上後ツイッターには「それでも家族で話し合っておくことは大切」という投稿が相次ぎ、「#人生会議勝手にポスター」等のハッシュタグで思い思いのポスターを作成してアップする動きが生まれたのです。
自作のポスターには「繰り返す話し合いの先にはきっとみんなでうなずける未来がある」「決めなくてもいいからいっぱい話をしよう」など名言や個性豊かなメッセージが溢れています。

 最近ではエンディングノートや終活が普及してきました。ひとりで抱え込んでもしものときを考えるのは、悲しく大変なことです。「縁起でもない」と避けるのではなく、元気なうちから日常会話で家族ともしもの時を考えることで、大切にしたいこと、大切にしたい思いが再発見できるかもしれません。

神式でのお葬式について その1

お葬式の形態には、様々なものがあります。
弊社の所在する浜松市では、神式(神主様が司祭するお葬式)でのお葬式=神葬祭で執り行われるケースが30%ほど占めています。

今回は、その神葬祭についての基本的な知識を、浜松市南区高塚町にある、「高塚熊野神社 戸塚宮司」にお話ししていただきました。
本神社は、パワースポットとしてでも非常に有名で、全国から参拝者の集まる神社としても有名です。

知っていそうでいて、知らない知識が盛り込まれていますので、
是非とも最後までご視聴ください。⇒【浜松葬儀公式】神式でのお葬式について その1 ※YouTubeにリンクします

高塚熊野神社HP→https://takatsukakumano.com/