お墓
現在のお墓の形が定着したのは、火葬が浸透した大正時代以降、少しずつ霊園や墓地が作られるようになってからです。さらに、昭和30年代の高度経済成長期になると、地位や権力に関係なく、庶民でも気軽にお墓を建てられるようになりました。
お墓の最大の役割は遺骨を埋葬することです。
人間の遺骨は普通のモノと同様に扱うことはできず、棄処分したり適当な所に埋めると犯罪になります。
遺骨の埋葬は必ず行政の許可を受けている「墓地」で行わなければなりません。
火葬して手元に遺骨が残る以上は、「お墓」を持つことになります。
仮に手元供養にしたとしても、供養する本人が亡くなった際はいずれにしても埋葬する必要があります。
ただし、散骨する場合はこの限りではありません。古くから日本ではお墓を通してご先祖様や故人とのコミュニケーションをとることができると考えられてきました。
みなさまも、ご先祖様のお墓参りをしてみてはいかがですか?